20〜30代で発症する神経難病「若年性パーキンソン病」が起きる原因を、東京都臨床医学総合研究所の田中啓二所長代行と松田憲之研究員らが突き止めた。二つの遺伝子が働かず、細胞内の小器官「ミトコンドリア」の不良品が蓄積することで発症している可能性が高いという。19日付の米科学誌ジャーナル・オブ・セル・バイオロジーに発表した。【永山悦子】
国内のパーキンソン病の患者は約15万人。大半は高齢になって発症するが、若くして発症する若年性パーキンソン病もある。研究チームは、若年性パーキンソン病の特徴を持つマウスから採取した細胞と、正常マウスで遺伝子などの働きを比較した。 その結果、正常マウスでは、ミトコンドリアに異常が起きると2種類の遺伝子が関連して働き、異常ミトコンドリアが分解されることが分かった。しかし、病気マウスの細胞では遺伝子が働かず、異常ミトコンドリアが細胞内に蓄積した。 これらの2遺伝子が異常になると、若年性パーキンソン病が起きることが知られているが、具体的な働きは分かっていなかった。 高齢患者の発症と若年性は症状が似ているため、発症原因には共通性があると考えられている。松田さんは「二つの遺伝子が、ミトコンドリアの品質管理に不可欠であることが分かった。この発見がパーキンソン病全般の新たな治療法につながってほしい」と話す。 【関連ニュース】 細菌:日本人の腸内に「海藻好き」…仏研究チーム発見 クラゲ展示:ノーベル賞の下村さん、山形県の水族館訪れる 脂肪燃焼ホルモン:運動と同様の効果 東大チームが検証 重度障害者:脳波で意思表示 産総研が開発 クロマグロ:全遺伝情報を初めて解読 日本の研究機関など ・ 明石署元副署長を聴取 録音・録画は見送り 指定弁護士(産経新聞) ・ 青海地震で緊急支援=政府(時事通信) ・ 「新党の話してない」=橋下、東国原知事と接触−自民・舛添氏(時事通信) ・ 元阪神・掛布さんの自宅、競売開始を決定(読売新聞) ・ <山武市長選>椎名氏が再選 千葉(毎日新聞)
by coymrngzpr
| 2010-04-22 18:41
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